伝統文化。
哲学的考察。
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2007年04月18日(Wed)
伝統文化。
ちょっと前のエントリで「伝統」について触れたので、今回はもうちょっと掘り下げてみようと思います。
今回は「伝統文化」とさらに枠を狭くして考えてみたいんですが、現状として、日本では伝統文化をどういう方向に持っていきたいのでしょうか? よく「伝統文化」の保護、っていうことを主張する人がいると思うんですけど、こう主張する人たちは、実際の生活からは完全に切り離し、博物館の資料として保存しておくのか? それとも、「慣習」として、実際の生活の中に取り込んでいくのか? ・・・どっちなんでしょ? 現状から見ると、前者の方を想定しているように思えるんですよね。例えば、伝統的な儀式とかは、経済的な理由で行なわれているものがあるし。生活に根付いてないと思うんですよね。 この前、とある民族的儀式と踊りを見る機会があったんですが、今の自分の生活の中にまったくといっていいほど見られないものだな、と思ってしまったんですよ。 あと、それを演じた人は、いつも伝統的な衣装を身にまとい、伝承を子どもたちに伝えているのかな?とも思ってしまったわけですよ。イベントの時だけ、そのような衣装を着て、伝承を語るのであれば、エンターテインメントと変わりなくなってしまいますから。 そういった点から見ても、伝統文化を生活から切り離して考えているのかな、と考えてしまったわけなんですよ。 で、今回あえて「伝統文化」としたのは、生活と離れた文化というものは存在するか?という疑問が浮かんだからなんです。 文化とは、人の行為であり、社会生活の中で創られるものであり、かつ社会は、文化によって変化させられる、といった関係にあるものなんですよ。 そこを無視して、伝統文化を生活から切り離して、イベントとしてしか残さないのであれば、文化とはいえないのです。 伝統文化を保護すること。それ自体はとても素晴らしいことです。 ただ、方向性を間違えると、「文化」という観念は消え去ることになるのです。 私は、いかにして伝統を今の生活に結び付けていくかを考えていきたいですね。 ここまで読んでくださった方はいかがでしょう? ・・・ う〜ん。 笑いがない。 たまに真面目になることがある。それが哲学パンダクオリティ。
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